手塚治虫の「ブッダ」で仏教入門。[2018-78]【読書レビュー#192】

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最近とみに多い仏教がらみのレビューですが、ついに源流までさかのぼってきました。

ちなみに文庫本サイズで12巻あるのですが、例外的に1冊勘定にしています。

という今回はこちら。

仏教の開祖、ブッダの伝記的漫画。

最近禅とか仏教関係の本は読んでいつつ、これはずーっと読もうと思っていて、
この度ついにあこがれの大人買い。専用化粧箱入り豪華12冊セット。

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じゃなくて、箱入り文庫本サイズです。コンパクト。

その昔、リアルタイムで出版が続いている時期に途中まで読んで、それっきりになっていて、
ずっと読みたいなと思っていたのです。

その当時の単行本はこのバージョンだったので、どっちを買おうか迷ったのですが、
住宅事情を鑑み、サイズで選んでしまいました。

サイズが小さいのは個人的にどうかなぁ、と思ったんですが、
各巻末に色んな人がコメント書いててそれが良かったですねぇ。豪華執筆陣。

ただ、たまにその巻よりも先のことが書いてあるというネタバレがあるので要注意です 笑

もう改訂はないんだろうけど、本編とのつながりを意識して組み替えて欲しいですねぇ。

で肝心の本編ですが、確かに伝記的漫画ではあるが伝記じゃありません。

一番最後、物語が完結した後に手塚治虫自身による「あとがきにかえて」という一文があって、
これがないと勘違いしてしまうので注意ですね。

  「え!あれも?これも?この人も?!!」

と驚くばかりの創作の嵐。

しかもそれがなければ無味乾燥な話しになってしまう重要キャラばかり。
天才的創作力だなぁと、ただただ驚かずにいられません。

  なんだ、伝記じゃないのか。創作か。

と思ったそこのあなた!

考えてみてください。吉川英治の宮本武蔵もほぼ創作、伝記風歴史小説じゃないですか、
そういうふうに考えれば全然オッケー、じゃないですか?

あと原作との照らし合わせたことはないので知らないのですが、同じく吉川英治の三国志、
こちらもどうなんでしょうか。(三国志はこちらで紹介してます

話しを戻すと、ブッダが生きた時代は紀元前6世紀、2500年も前の人の話しですからねぇ。
厳密性を求める方が酷だし、そこにあまり意味もないかな、と個人的には思います。

ストーリーとしては確かに創作による部分が大きいんですが、
そうはいってもブッダの教えのエッセンスはしっかりと残っているところがすごいです。

ここまで面白い話じゃないんだろうなぁ、と思いつつも仏典は読んでみたいな、
という興味はわいています。

そういう興味を持つ手引き書としても最適なんじゃないかと思います。

まぁ黙って一度読んでみてくださいよ。

ブッダ
読了日: 2018年11月26日

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