今、ここ。たったこれだけが、究極に難しい。[20-06]【レビュー#291】

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「今、この瞬間を大切に。」

どうも常に気もそぞろに落ち着かない感じ。
さらにこのコロナ騒ぎで落ち着かなさが更に倍!

そんな読書の専門家りゅうたろうです。

という気持ちを反映してか偶然か、今日は、というか今日も、という感じの本のご紹介。
こちら、

なんだかめっちゃ長いタイトルをアマゾンがつけてますけど、要は、

  Zen Is Right Here.

だからそのまま「禅は、いまここ。」

直近もこちらでレビューした「禅マインド ビギナーズ・マインド」の鈴木老師の本です。
こちらは講話集ではなく、弟子(?)のデイビッド・チャドウィック氏がまとめたエピソード集。
氏は1966年に老師のもとで修行を始めて、1971年に老師から得度を受けて僧侶になっている、
ということなので弟子と呼んでよさそうですね。
そもそも「弟子」でいいのか、はさておき。

どんだけ鈴木俊隆好きやねん、と思われそうですが、とにかく面白いんですよ。

この「禅は、いまここ。」ですが、構成としては、1ページに一つのエピソードが紹介されてます。
その一つ一つはすごく短い、どれもこれも含蓄があるようなないような、一見平凡な小話です。

冒頭のほうにある一つだけご紹介します。
これでも長いほうで、中には1〜2行といった短いものも多いです。
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「禅は、いまここ。」3ページ サンガ 2014年3月1日

のような感じ。

ホントなんでもないお寺での一場面。こんな感じのエピソード満載です。
一読するとなんてことないんですが、その一つ一つの出来事の中に、老師の人柄がにじんでいて、
心に染みます。

これまでに「禅マインド ビギナーズ・マインド」と、日本では続編のような扱いをされている、
「禅マインド・ビギナーズ マインド2 」を読んだからかもしれませんが、エピソード一つ一つ、
その中での老師の行動が、ことばで伝えようとしたことを体現している、そんな風に感じます。

まさに「いまここ」を大切に、言行一致な方だったんだなぁ、と。
ホント、どう頑張っても直接会えないのが残念です。

こちらの本、「禅マインド ビギナーズ・マインド」等と同様に、原著は英語版です。
日本語と一緒に英語版も買ってたんですが、上の引用を見てもわかると思いますが、日英併記。
本文読むだけなら英語版買うことなかったじゃん… (/ _ ; )的な。

まぁ本文だけでなく周辺も原文で味わってみたいので全然いいんですけどね。
日本語版にしかない写真とか、英語版にしかない資料とか、それぞれに一長一短があるので、
個人的には両方買っておいてよかったなぁ、と。

ちなみにこのデイビッド・チャドウィック氏は「Crooked Cucumber(まがったキュウリ)」
という鈴木老師の伝記的な一冊も書いているので、いずれこちらも読んでみます。
私はね。
下にも置いておきますけど。

禅は、いまここ
読了日: 2020年2月10日

まがったキュウリ

ディヴィッド・チャドウィック/浅岡定義 サンガ 2019年12月
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