昔の死生観やら価値観にうならせられる。[20-17]【レビュー#302】

mourning-2410320_1280.jpg
深く、深く、反省・・・

いろいろとふりかえったり、反省することが多い今日このごろ、
そんな読書の専門家りゅうたろうです。

いや、特になにかあったわけではなく。

日常的に、

あー、またやっちまった・・・

なんて多くないですか?

それと関係があるようなないような、今日はこちら。


これも恥ずかしながら、の初「菊池寛」。

名前はもちろん聞いたことはありましたが、まったく見向きもしてこなかった。
今回のことがなかったら一生読まなかったかも。

今回のこと、というのは最近よくある娘からの催促。

小学校5年生に「菊池寛読みたいから買って」といわれる父の図。

けどなんで菊池寛なのよ?と思ったら、塾の国語のテキストに使われてたようで、
その部分が面白かったので、とのこと。

その一節は「蘭学事始」という短編からの引用。

蘭学事始といえばもちろん杉田玄白、ターヘルアナトミア、解体新書。
それの翻訳に取り掛かるきっかけから翻訳の過程の人間模様を描いた作品。

確かに面白いわ、これ。

と思って買い求めました。

最初は検索しても全然違うタイトル「恩讐の…」とか「藤十郎の恋」とかとか、
関係ないのばっかり出てきて…しかも青空文庫ならタダであるし…と思いつつも、
子供はキンドル 読めないし…とかやってて、

あ゛ーーーーっ!!

ってなってたら、「蘭学事始」要は短編で、今回買ったこれに収録されてることを発見。

どんだけ菊池寛のこと知らないんだ、て感じ(恥)

で、蘭学事始は面白かった。

子供が他の本で手が回らない間に読んでしまおうと思って最初から読み始めました。

そして一個目の作品が「三浦右衛門の最後」というやつ。

ご存知の方には何を今さら、て感じかと思いますが、

えっ?

ええっ??

ま、まさか…

えーーーっ!!

というなんとも救いのない作品でございまして、

これ小学校5年生が読む内容じゃねぇだろ、

ていうか楽しめるのか??

と思いながら読み進めました。

どれもこれも考えさせられる内容で楽しめました。
娘が蘭学事始読み終わったら、次にオススメはこれだよ、とかアドバイスしようか、
とも思ったけどなかなかに難しいですね、これ。

表現自体がすごく古めかしかったり難解だったりする、というのももちろんありつつ、
結構飾り気がない、というか、どストレートに凄惨な情景が描かれてるわけで…

どしたらいいんですかねぇ、こういう場合。

買ったのは文庫版ですが、青空文庫で無料で読めます。たくさん。
大人のあなたに。

読了日: 2020年4月5日

この記事へのコメント