『さいえんす?』東野圭吾の理系の血が沸き立つ一冊。[21-40]【レビュー#377】

仮説と着眼が大切です。 東野圭吾のエッセー集。元は雑誌*に連載されてたもの。(*「ダイヤモンドLOOP」「本の旅人」)娘の中受時代に塾のテキストだか過去問だかで取り上げられてたのがきっかけで、買った本があったので読んでみた。(最近そんなのばっかし)もともと東野圭吾は好きだったし。 知ってる人にとっては有名なのかもしれないけど(当たり前)、東野圭吾はバリバリ理系で生産技術のエンジニアから作家に…

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『太陽の子』全日本人が一度は読んでおきたいと思った一冊。[21-39]【レビュー#376】

白い曼珠沙華…(涙) ありとあらゆる感情がないまぜになる。何をどう書いても陳腐な感想にしかなり得ない、そんな迫力。 子供の頃読んだつもりでいたが、ストーリーはまったく記憶になかった。ので読んでなかったのかもしれない。↑の表紙は覚えてるんだけどなぁ…。忘れてるにしても、少しくらいは覚えていても良さそうなものだが、『兎の眼』程度には。 まぁ以前読んだか否かに関わらず、死ぬまでに出会えてよかった…

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『兎の眼』が語るダイバーシティの本質。[21-38]【レビュー#375】

人間て… 何十年ぶりかの再会。娘が受験対策で、ということで買ってたのが読まずに放置されてました。なので私がこのたび読んでみました。 その昔、初出は1974年なので出版されたばかりではないと思うが、小学校の時にウンウン言いながら読んだかすかな覚えが。というのもその後同じく灰谷健二郎の『太陽の子』*も読んだので。 *別途レビューしますがちょっと勘違いがあったっぽいです。 中身は何にも覚えてな…

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