読書レビュー#7:「Thinking, Fast and Slow」



邦題は「ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか? 」というんですね。
しかも上下巻、2分冊か。

そのボリューム感なので仕方ない部分もあるかもしれないと思いつつ、
読了までエラい時間がかかってしまいました。

「プロスペクト理論」で有名な、ダニエル・カーネマンによるもの。
Wikipediaだと心理学者で行動経済学者ということになってますね。

とにかくボリュームがボリュームだし、amazonを見ると、
2015年の11月に買ってますね。
読み始めたのは2016年のどこか、ということになりますが、
前半なのか後半なのか、それすら曖昧・・・。

裏表紙に推薦文とか書評の抜粋が書いてあるのが洋書のペーパーバックの常で、
一番上に、「Nudge(日本語だと「実践 行動経済学」という名前なんですね)」
(これもすごく読みたい本)
の著者であるRichard Thaler(リチャード・セイラー)からの推薦文に曰く、

  "Buy it fast. Read it slowly."(さっさと買って、じっくり読め)

とあって、そのとおりじっくり読み進めたんですが、それにしても時間かかりすぎた・・・。

科学者なので膨大な実験に基づいたアプローチで、人間の行動の謎を解き明かし、
理論化していく、という流れになってます。

出発点になっているのは、タイトルの「Fast and Slow」で象徴している、
システム1とシステム2という、2つの相反する人格というか特徴が一人の人間の中に備わっていて、
その反応でいろんな行動が惹き起こされているんだよ、という点で、
本書の中で通底しています。

システム1はいわゆる古い、原始的な脳で、生存に必要な反射的な反応を司る。
システム2は客観的・分析的な脳で、理性を司るがそのぶん動きが遅い。

この2つのシステムの働きがある、というのを知るだけでも大きな学びになるかな、と。

いずれにせよ、もう少しちゃんと理解するために再読、三読が必要だなぁ。


すごく面白いと思いますよ。



結構ボリューミーですが、原書にチャレンジしてみたい方はこちらをどうぞ。




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