読書レビュー#14:「重力波とはなにか」

今回はテクノロジーとか人工知能とかから離れて、宇宙、に目を向けてみました。


もう「ヤバい」とか「スゴい」とか、そういう稚拙で頭の悪そうな感想はやめにしたい、
と常々思っているわけですが、

宇宙スゲー。重力波やべー。ヤバすぎる。
そしてそれを観測とかしちゃう重力波望遠鏡ハンパない。

この本の裏表紙に書いてある、

  地球から太陽までの距離で、水素原子1個分の伸び縮み

なんのこっちゃ?
で意味がよくわからなかったんですね、パッと見。

なにが伸び縮みするんだ?とか思ったんですが、
要はあまりに大きいものと小さいものの組み合わせになってて、
意味不明すぎることになってたんだなと。

つまりどういうことかというと、

太陽と地球の間で「だるまさんがころんだ」をやって、まばたきしたかしないかを捕まえる

みたいなこと。
わかりづらければ東京と大阪の間でもいいです。この際。

で、もっというとその動きがまばたきどころの騒ぎじゃなく小さいくらいの動き。
要は水素原子一個分の幅指先が動いたのを捕まえる、ってことですね。

そもそもそんなものがあるはずだ、っていう予想をしちゃうとか、
計算してこうだからこうなるはずとかとか、じゃあこういう事象が発生するはずなんで、
こうやって観測しましょうって観測機器を作っちゃうとかとかとか、
アインシュタインはじめ宇宙物理学のひとたち、ヤバい以外に表現する方法が見当たりません。

恐らく半分、いや三分の一くらいしか(もっと少ないかも?)理解できてないと思うんですが、
それでも宇宙の量りしれなさと、真実を追い求め続ける研究者の情熱スゴい、
というのは伝わります。


何百億光年先の星の質量が、とか、宇宙は138億年前からあって、とか、

見たんか!?

といいたくなる気持ちもわからないではないが、
観測→仮説構築、問題設定→解明→観測・実証、
という繰り返しでここまで解明してきた人間の叡智はただただ驚きです。

そしてそれでもまだ解明されない謎か多々ある宇宙の大きさも。

だって去年重力波が初観測されたのは知ってたけど、その内容って知ってました?
観測された時間は0.2秒なんですけど、

なんとそのわずかな刹那に、

太陽よりはるかに重い2個のブラックホールが、
ってこれだけでどんだけ重いんだって感じですが、

それがお互いのまわりを回ってそれが合体して一つになってひとつのブラックホールになる、
っていうんですよ、あなた!

しかもそれが約13億光年離れた先で、ってどんだけ遠いんだよっ!!

とまぁ、とにかく興奮して取り乱してしまうくらいのスゴさです。

宇宙すごい。
もう少し勉強して、もうちょっとだけでもそのスゴさがよりわかるようになりたいな、
と思わせるそんな一冊でした。

ぜひ一度お手にとってみてください。





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