読んでる間に、ロンドン、パリ、マドリードを経由して、
サンパウロ行きの飛行機の中でやっと読了しました。
それも既に何日か前なので、だいぶ記憶も薄れかけておりますが、
記憶のかけらを書き付けてみます。
をレビューしました。
そのときにこちらも読むよ宣言したんですが、その宣言どおり読んでみました。
自身の長いキャリアと、その中での幅広い経験に基いているので、
組織、人事、採用、育成、M&Aという会社のありようから、
果ては個人のキャリアについてまで、ありとあらゆる内容がカバーされています。
GEのやり方とか、ジャック・ウェルチ・ウェイみたいなのは、
局所局所で話しを聞いたり、いろいろなところで取り上げられてるのを読んだり、
そういう触れ方は幾度となくしてましたが、それらすべてが一枚の絵として収まった感じです。
自分の経験に基いて、といってもそれを盲目的に押し付けるわけではなく、
それでいてさらに論旨が非常に一貫しているので、どれもこれも非常に腑に落ちます。
「これは」と思うところをメモを取りながら、
正確にはこの「もじかめ」で記録をとりながら(蛇足ですが非常に便利です)、
読み進めてったんですが、あまりに数が多くなりそうでキリがないのであきらめました。
そのくらいためになったかなぁ、と。
で、ジャックの組織運営の基本を貫くのが、
トップ:ミドル:ボトム=20:70:10
に分ける徹底した実力主義。
そしてボトムの10にはお取引願うようにする、というやり方。
でこのやり方も知ってはいたんですが、幾度となくこの本で取り上げられてるのを見て、
ビジョナリー・カンパニーのレビューをしたときと似た思いを持ったんですね。
(書いてる人格が違う 笑)
この「ビジョナリー・カンパニー」が、会社辞めよう、
と思わせてくれたひとつの原動力になったわけで、これ書いたのが2016年の5月下旬だったので、
半年強で実現してますね。
ちょっと話しがそれましたが、このジャック・ウェルチの3分割法について、
様々な記述を見ると、やっぱり辞めて正解だったなぁ、とあらためて考えさせられました。
強引ながらまとめると、非常に良い本でした。
要再読、三読かな、と個人的には思います。
ジャック・ウェルチの話し自体が相当面白いのは間違いないと思うんですが、
奥さんで共著者のスージーの文章が上手いのか、はたまた訳者の斉藤聖美さんが上手いのか、
まぁどれも全部なんでしょうが、原典もぜひあたってみたいなと思わせる一冊でした。
経営者のあなたにはもちろん、出世に悩まれているあなたも、
そして就職に悩んでいるあなたにも、そして自分でなくそんな悩みを抱えている友人にも、
おすすめの一冊です。
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