すべての悩みからの解放。Siddhartha(シッダールタ)[2019-1]【読書レビュー#202】

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やっと2019年の読書レビューを始めたいと思います。
(実はもう今や2月21日)

2018年後半あたりから仏教色濃いめでお送りしておりますが、年明け1冊目はこちら。
※ちなみにどうでもいいことですが、記事タイトルの【】内の表記を変えました。
 意味はこちらのブログでの通算レビュー数です。[]内は2019年のカウントです。


『車輪の下』で有名なヘルマン・ヘッセの小説。
といいながら、私読んだことないんです 恥



仏教は日本や中国以外にも広まってるわけで、英語圏でポピュラーな教えはないのか、
と探してるうちにProject Gutenbergで見つけたもの。
ここからダウンロードできます。KindleでももちろんOK)
それがなんと初ヘッセ。
そしてProject Gutenbergの中で、英語で読める唯一のヘッセ。

ブッダ、お釈迦さまはゴータマ・シッダルタという名前な訳ですが、このシッダルタは別人。
ブッダと同時代に生きた人、という設定です。
そして、ブッダは実在の人物ですが、このシッダールタは架空の人物、つまり小説です。
日本語の本のレビューをアマゾンとかで見ると、そのへんが曖昧なのでご注意ください。

シッダールタは、生まれ育ってきたブラフマンの教えに疑問を持ち、父親の反対を押し切り、
サマナに宗旨替えするんですが、やがてそこでも違和感を感じてそこを飛び出し彷徨い続けます。
その過程でゴータマ(ブッダ=お釈迦さま)と出会い、その教えに大変深く感銘を受けます。
なんですが、彼には従わず、あくまで自身で道を希求することを選ぶ。
一緒に生まれ故郷を飛び出してきた友人のゴビンダは、ブッダの教えに即宗旨変え、
長年連れ添ってきたシッダールタに別れを告げます。

その後シッダールタは、あらゆる欲と快楽と贅沢に溺れた日々を送ります。
が、ある日突然すべてを捨てて再び自分探しの旅に出て、行き着いた先で遂に真理にたどり着く。
そのたどり着いた真理はoneness(すべては一つ)で、言ってみれば色即是空 空即是色です。

長年の後に再開したゴビンダは、ずっとブッダに付き従ってストイックに修行を続けてきたが、
未だに迷いから抜け出せない状態。

結局ヘッセが伝えたかったことって、仏門に帰依してストイックに修行なんかしなくても、
やりたいことやるだけやって、その経験から学べば行き着く先はすべて一緒じゃん、
というメッセージなのかなぁ、と。


Siddhartha
読了日: 2019年1月3日


複数日本語訳は出ていますが、こちらが一番新しいようです。



以前にもご紹介した、ブッダ(本物)はこちら



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