外出自粛でストレスが〜!こんなときこそ読書でしょ。【オススメ本】

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こんにちは。読書の専門家りゅうたろうです。

ますます外出が不自由な今日このごろ、いかがお過ごしですか?
私は元気です。

仕事がなくてピーピーいってる以外は・・・(涙)

不要不急の外出はするな、とか、そういわれちゃっても志村けんも、阪神の藤浪も(ってよく知らない)、
70オーバーにして未だ皇太子のチャールズ皇太子も、同じくイギリスのジョンソン首相も・・・
まさにインターナショナルな広がりを見せているコロナウィルス騒動、気が滅入ってきますね。

けど、出るな、といわれたんだから家にいるしかないわけで、じゃあ、

そんなときこそ読書でしょ!

となるのは自然な流れかな、と。

時代が呼んでいる声が聞こえました。
(いや、別に呼んでねー、誰も)

でもね、でもですねぇ・・・

そういわれても、なに読んだらいいの?!

なんて、思いませんか?

私は職業柄(?)、常に仕掛中の本が数冊あるので困らないんですが、
それでも、せっかく家にいるんだし、外では読みづらい本を読んでみようかな。

とか、

久しぶりにあれを・・・

とかとか、

そういえば読んでなかったあいつを・・・

とかとかとか、

思うところはあるんですが、意外と触手が伸びないんです。これが。

時間があるがゆえに、かえって動きが止まってしまう、これを心理学的に称して、
「チーズケーキ効果*」というらしいんですが、そんな妨害もはねのける3冊、
を選んでみました。

題して、

「閉じ込められてても、気持ちは自由!」な1冊

家の中にいざるを得ない、「不要不急の外出は控えろ」なこの状況。
ロックダウン、わかりやすくいえば都市封鎖、というか戒厳令とでもいったほうが、
的な軟禁状態まではまだきていないとはいえ、早晩そんなときがくるかもしれません。

そんな状態だと気が滅入ってきますよね。

最初でこそ新鮮な気持ちを味わえた家族団らん、平日なのに1日3食一緒。
朝から晩まで一緒な幸せ、にも限界や疲れが見え始めてきてませんかね?

それでも自由に出られない、せめて気持ちだけでも。
この本読むとそんな気分から解放されるんだよねぇ。

そんな一冊は・・・
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いや、ないよ。そんな本。

よくそういうこと書く人いるかもしれないな、と思って想像して書いてみましたけど、
私にはありません。思い当たる本が。

いや、もちろん旅行モノとか、解放される系とか、あるんですけど、それ読んだからって、
今の閉じ込められた状態が代替できるか、ていうとギモン。
そんな本、といって紹介するのはギゼン。
そんな気がしてただボーゼン。

じゃあ結局なにも紹介しないのかよ、( `д´) ケッ!

とか思われちゃっても、ここまでつきあってもらてて申し訳ないのでちょっとだけ。

その前にテーマをね、ちょっと変えましてね。
別に外に出ることが疑似体験できなくてもいいんじゃね?

ということで、まずひとつには、

「外出できないんだからそんな本持ってねーわ、ハゲ」

となっちゃ元も子もないですよね。

「アマゾンで買うからいいわ」

とおっしゃっていただいても、今はいいけど肝心の物流すらどうなるかわからない、
そんなことも考慮しまして。

さらにタダならなおさら(・∀・)イイ!!

ということで、タダで読める電子書籍、からこの1冊、だけに絞れない。
ので、いくつかご紹介しつつ、自分で好きな本を選び放題選んでください。

まず、豊平文庫Lite(無償版)をダウンロードしましょう。
青空文庫を読むなら個人的には最強かな、と思っています。
キンドルよりもはるかにインターフェイスがよくできてます。

私iPhoneユーザーなのでこちらを使っています。
が、Android版はないようで、なにがよいリーダーなのかわかりません。ゴメンナサイ。

さて、いざ紹介しようとするとなかなか絞りがたいんですが、

「こんな機会でもなきゃもう読まないでしょ?!」の5作品

過去に何度か読んだものも、初めて読んだものも。
(書名にリンクが貼られているのは当ブログ内のレビュー記事へのリンクです)
基本有名ドコロです。

なんでこれなの?

とか、

その人ならこれでしょ?

とか、

なんでこっちじゃないの?

とかとか感じるかもしれませんが、そう思ったら好きなものを読んでみて、
逆に私にオススメしてくださいな。

そんなわけなので、選定理由は必ずしもはっきりしてませんが、
簡単に記しておきました。
レビューがあるものはそちらをご参照いただくのも手かと。

・芥川龍之介
 芋粥/鼻/羅生門 ー どれも短いけど面白いよねー。心理描写がたくみ。
・夏目漱石
 こころ ー 自分で書いておきながらレビューの興奮っぷりがすごい。
       すっかり忘れてるのでもう一回読んでみたくなった。
・太宰治
 人間失格 ー 「生きててスミマセン」

「こんな大作がタダで読めてお得!!」の3作品
とにかく長い。ロックダウン1ヶ月でもウェルカム、的な。щ(゚д゚щ)カモーン
・吉川英治
 宮本武蔵 ー 青春の一冊。これがなければ今の自分はないかも。
 三国志(「【2016年12月】読書記録」の中で) ー 好きな人の気持がわかる。
・中里介山
 大菩薩峠 ー すれ違ったり、ニアミスしたり、ハラハラドキドキ連続。
 ※メチャクチャ長い。しかも未完です。ご注意あれ

まずは、

「閉じ込められてても、気持ちは自由!」な1冊

あらため、

「こんな機会でもなきゃもう読まないでしょ?!」の5作品

の紹介でした。

「沈思黙考。引きこもりの『今』を大切に生きる」1冊

さてお次のテーマですが、家の中にいなきゃいけないというなら、

その時間、有効に使ったろうやないか!

という前向きな気持で選んでみたいと思います。
別にスゴむ必要ないんですけどね 笑

これもねー、1冊、っていわれると難しいですよね。
勘弁してほしいわ、こういうお題。

・・・って自分で振っといてなんやそれ!

なんてツッコミはさておき。

こんなときだから、「人間とはなにか」ということにじっくり向き合ってみたら?
ともいえるこの1冊でどうでしょうねぇ。

これ、重厚な一冊ですが、メチャクチャ面白いです。哲学書ですが。
読み終えていますが、まだこちらでレビューしてないんですねぇ。
原稿は書き終えているので早々にアップして、こちらにもリンクを貼りましょう。

1冊、といいながらもう一冊だけ紹介させてください。

「『今』を大切に生きる」というテーマにしたわけですが、これって、仏教というか、
禅というか、で非常に大切な考え方なんですね。

禅とか仏教の本はいくつかご紹介しておりますが、あらためてこの1冊をオススメしたいです。


「2」と書いていますので、「1」もあります。
両方とも何度も読んでいまして、今、毎日少しずつ、ゆっくりと読んでいるのがこちらです。

ポイントは、表紙に小さく書いている「ノット・オールウェイズ・ソー」
英語表記だと「Not Always So」でして、原著のタイトルです。
これは仏教用語の「何必」の英訳だそうです。

以前のレビュー記事はこちらです↓

どんどん一冊じゃ収まらなくなっていくんですが、「2」を紹介したんだったら、

「1」は?

ってなりますよね?

なので、「1」も置いておきますね。


そしてこちらのブログでの初出のレビューはこちらです↓

結局3冊ご紹介しましたが、いずれもじっくりと、ゆっくりと噛みしめるように、
考えながら読んでみることをオススメします。

「外出禁止?それンマイの?」な1冊

さて、最後のテーマですが、

別に外出禁止とか関係なくない?
好きな本読めばいいじゃん!

て思ったり思わなかったり。
なんでもかんでもフラフラ、フワフワと、日々の騒ぎに流されることないじゃん。

じゃあなによ?

なんかすすめてよ!

さぁ!!

さぁさぁ!!!

ていわれるとね、非常に難しいですよねぇ。

Quaraっていう海外の、最近は日本語版もできたようですが、OK Waveとか、
Yahoo!知恵袋みたいな、それよりももっとクオリティの高い、ちゃんとした人が答える、
そんなサイトから更新メールを受け取ってるんですけど、その中で最近、

「人生であと1冊しか本を読めないとしたらなにを選ぶ?」

そんな問いかけがあったんです。

で、思わず考えました。
確かに面白い質問だなぁ、と。

いまだ結論出てません。
もう一回読みたい本は山ほどあるし、まだ読んでない本は無数にあるし、
あと1冊なんて・・・

考えただけで恐ろしい。

いや、思考実験ですし、みんな同じように感じてるんでしょうが。

それにしても1冊だけ選べとかって・・・。

今はムリ!!

そんなわけなんで、
「外出禁止?それンマイの?」な1冊、といいつつ、
別に外出禁止とか関係なくない?好きな本読めばいいじゃん!

という1冊をなににするかといわれてもですねぇ。

・・・・・・・・・。

なんか一冊だけ、っていわれると、聖書とか、コーランとか、大般若経とか、
そういう宗教系の聖典が思いつきますが、答えとして面白くない。
てゆーかどれも持ってない。

ましてや大般若経なんて「全16部(会)600巻に及ぶ膨大な経典群である※」
とあって、一冊ですらない。
(※Wikipedia「大般若波羅蜜多経」の項より引用)

かといって辞書とか持ち出しても芸がないし。
いや、辞書、結構面白いんですよ。
個人的にはずーっと遊んでられるかも。

これがオチ、ってのはあんまり?ですかね?

なんだか大喜利みたいになってますが、完全に目的を見失っているような。
かといってオチをつけずに終わるわけにもいかない、みたいな。

でもね、ずっと、

好きな本読めばいいじゃん!

ていってるんで、好きな本読んでくださいよ!

でも、本好きじゃないんだよっ!!

ていう意見もありますかね、たしかに。
いや、だったらこのブログの他にもいいとこ・・・

でね、思いつきました。
自分がなんで本が好きになったのか、とか、小さい頃からこれは好きだな、
と思ってた本を紹介してはどうだろうか、と。

まずはこちら。


うわ、チョー懐かしいんですけど、この表紙!

これ、小学生のときに読まされた、というか母親がすすめてくれて、かな?
読みました。
結構苦労した覚えがあります。しかも長いなぁ、とか思いながら読んでた覚えが。
でもなんかエラく感動したことは覚えてます。

その「感動した」という記憶だけが残っていて、中身は殆ど覚えてない。
せっかくだから読んでみよう、また。

これに感動して、灰谷健次郎の本はもう一冊、これも読みましたね。

戻りますが、上で紹介した「兎の眼」は読書で感動したり、苦労して読み切った達成感を得たり、
ひょっとするとその後の読書好きに影響を与える一冊かなぁ、と今更ながら思いました。

そういう原体験に近いところだと・・・


消えた仲間たち (アメリカン・ジュニア・ミステリー・ブックス ハーディー・ボーイズ・シリーズ 3)
いやー、インターネットすごいわ。
あるとは思わなかったんですが、記憶も曖昧だったし。

ハーディー・ボーイズ、っていうアメリカ版少年探偵団(?)みたいなのがあったなぁ、
と思って調べてみたらホントにありました。記憶違いじゃなかった。

これがですね、小学校の図書館にありまして、片っ端から読んだ記憶があります。
もちろん内容とかビタイチ覚えてない。
これがきっかけか、これと前後して、同じく図書館にあったミステリー系にハマっていった、
そんなうっすらとした記憶があります。

多分小学生の時に読んだのは、ポー、チェスタトン・・・あたりかなぁ。
「黒猫」はストーリー自体は細かく覚えてませんが、あのシーン、というかああいうトリック、
は鮮明に覚えてます。
(ネタバレになるので、気になる方は「黒猫 エドガー・アラン・ポー」でググってください)



チェスタトンは「ブラウン神父」というのを覚えているくらいで、あまり印象が・・・。
調べてみたらヨシタケシンスケさんが表紙を描いているカワイイ本があったので、
読んでみようかなぁ、と。
(ヨシタケシンスケさんはこのブログでもご紹介してます。


と、そんな感じで3冊でもなく、本の紹介というよりは自分の過去をふりかえる、みたいな、
そんな時間になってしまいました。

ですが、しばらく続きそうな外出自粛モード、この機会に自分のたどってきた歩みをふりかえる、
そんな時間に使ってみるのも有意義な過ごし方なんじゃないでしょうか。

早く憂いなく外に出られるようになるといいですねぇ。


*上の方で書いた「チーズケーキ効果」なんてでっち上げです。聞いたことない(笑)
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