文章は数学だ!数学嫌いにこそ。『数学文章作法 基礎編』[20-39]【レビュー#324】

write-593333_1280.jpg
やっぱり手書きよね。


子供の頃から作文がメチャメチャ嫌いで苦手で、なんだけど最近読書のレビュー書いたり、
ブログ記事書いたり、ガキの頃のつけを一気に払わされて日々うなっている、
読書の専門家りゅうたろうです。

今日はこちらです↓


書くことに関する本は山ほどあって、バズるスタンフォード式ライティングとか、
禁断のハーバード・ライティングとか、Google式AIが書くセールスライティングとかとか、
なにを読んだらいいのかよくわからない。

個人的なイチオシはもちろん「読みたいことを、書けばいい。」なんですが、
なんか買っちゃうイケない子。
(「読みたいことを、書けばいい。」のレビュー記事はこちら↓


じゃあなぜ今日の『数学文章作法』かというと、これまた強いオススメがあったから。
といってプッシュされたわけではなくて、ちゃんと実力のある人がオススメしてたから。

そしてあの『数学ガール』の結城浩先生の著作だったので、これは買いだなと。
このブログでは『数学ガール』のレビューしてないので読書メーター調べてみても、
記録がない…。
よくよくみたら『プログラマの数学』だった。
そして私は今やプログラミング落伍者…(´Д⊂ヽ

まぁとにかくそんな勘違いの中、読んでみたわけです。
薄くてかんたんに読めます。
読むだけなら。

ひとことでいうと、現代版・日本語版『The Element of Style』のような一冊。

いきなり横文字で『The Element of Style』ていわれて( ゚Д゚)ハァ?てなってますよね?
こんな本です。


'The Elements of Style' (1918), by William Strunk, Jr., is an American English writing style guide. It is the best-known, most influential prescriptive treatment of English grammar and usage, and often is required reading and usage in U.S. high school and university composition classes.

雰囲気だけ訳しますが、「The Elements of Style」は1918年に最初に出版された、
アメリカ英語のスタイルガイドです。もっとも有名で影響力のある文法とか用法とかが、
端的にまとめられた本です。

内容としてはそのとおりで、ホント本としては飾り気もなく端的にまとめられてます。
読む本というよりも使う本、という感じでしょうか。


今日ご紹介している『数学文章作法 基礎編』を読んだときに思い出されたのが、
『The Elements of Style』だったんです。

体裁は地味で無駄な装飾は一切なく、淡々と良い文章とは、ということが語られていきます。

色が使われてたり太字だ線だマーカーだで勝手に強調されてたりする今どきのビジネス書とは、
まったく違った作りですね。

「数学」とついているので数学に特化した部分もありますが、ほとんどは数学に限らず、
すべての文章を書く人が知っておくべき内容が示されてます。

バズる、とか、SEO、とか、そんなことはいっさい出てきません。

この本を貫くメッセージはただひとつ。

そしてこの一点はどんなときでもはずしちゃいけない、と。


すなわち、

読み手のことを考える

これ以上でも以下でもない。


いろいろ書いてきたけど、この本読んでの一番の発見は、結木浩氏は数学者じゃない、
ということ。

あたしゃずっと数学者だと思ってたよ。アッヒャッヒャ!ヽ(゚∀゚)ノアッヒャッヒャ!


ちゃんとした文章を書きたいあなたの手元に一冊どうぞ。

数学文章作法 基礎編
読了日: 2020年9月15日

この記事へのコメント