(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法[21-03]【レビュー#340】

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だいぶ間が空いてしまって、しかもまだ2021年の3冊めのレビューです、と。

今日はこちら。


文芸オタクの三宅香帆さん。
本書入り口の「小説と自己啓発本は同じ」という書き出しはなかなかのインパクト。

後書きに告白のように
もはや本文読んでくださった方にはバレバレだと思うのですが、本書はみんなに小説を面白く読むコツを伝授する、という名目で、私が「小説って面白いんだよ!ほらー!!」と好きな小説について語りたいだけ語る本でありました。
と書いてるけど、知ってたよ最初から。てかバレバレやw

あと大学院で教わったから、という謙遜というかエクスキューズをしてるけど、
それだけじゃないのはよくわかる。

ほんと細かいところまで作品をしゃぶり尽くして、一文一文からさらにてにをはまで、
つぶさに分析するなんて変態の仕業としか思えない。
こういう手法はたしかに大学院で教わるのかもしれないけど。

入り口の解説で例としてあげてた夏目漱石の『門』なんて、まさにボーッと読んでたので
「………ほーん?」て感じで終わっちゃってたし、取り上げられてた箇所もビタイチ記憶に残ってなかったよ。

その他にも読み直してみたいと思えるもの、挑戦してみようと思うもの、どれもこれも読んでみたくて、
著者の愛がダダ漏れてればこそ、これだけ力のある本になるんだろうな、と。

まさに「読みたいこと」と「書きたいこと」を書いたクロスオーバーな一冊って感じだなぁ…

(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法
読了日: 2021年1月6日

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