水曜どうでしょうの大泉洋とあだち充の交差点『大泉エッセイ』[21-11]【レビュー#348】

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大泉洋さんが学生の頃から方々で書いてたエッセイを集めて本人がレビューを加えたり、
新たに書き下ろしのエッセーが何本か加えられたりしたもの。

いろんな経験とか葛藤を経た成長過程が見られて面白い。

初期はメチャクチャな作品も結構あるけど、途中から内容も然りだけど文体とか表現が、
うまいなぁと思える作品が増えてきて楽しめました。

下の文章とかは最初の分だけが心象で、あとは事象、要は事実の描写なんだけど、
飛行機に乗ってるときの情景が目に浮かぶようで好きだな、と。

私は昔、夜のフライトがとても好きだった。機体の上昇に伴ってそれまでの退屈な滑走路の風景が、時速三百キロメートルから加速度的速さで都会の夜景へと変わっていく。そして機体の旋回に合わせて今まで真下にあった夜景が、まるでバーチャル映像のようにむくむくと起き上がって遂には真上に見えてくる。そこには街の灯りが一瞬夜空の星の輝きに見える……そんな幻想的な世界が広がるのだ。

そう考えてみると「水曜日どうでしょう」てまともに見たことないかも。
今度見てみようかな。


大泉エッセイ
読了日: 2021年3月27日

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