「えっ!?」て思ったよ、正直。『車輪の下』[22-01]【レビュー#378】

2022年の年明け一発めがこれか…という読後感。 ヘッセの自伝的小説、ということらしい。主人公ハンスの天才から転落の過程と彼の心の葛藤を描いた作品。 えっ?! ていう感じの幕引きが個人的にはどうなのよと思いつつ、ヘッセ自身が過去をふりかえっての願望なのか危惧なのか、が投影されたのかな、とも思いました。 初ヘッセと思ったら以前に『シッダールタ』を英語版で読んでました。(レビュー記事:すべて…

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『さいえんす?』東野圭吾の理系の血が沸き立つ一冊。[21-40]【レビュー#377】

仮説と着眼が大切です。 東野圭吾のエッセー集。元は雑誌*に連載されてたもの。(*「ダイヤモンドLOOP」「本の旅人」)娘の中受時代に塾のテキストだか過去問だかで取り上げられてたのがきっかけで、買った本があったので読んでみた。(最近そんなのばっかし)もともと東野圭吾は好きだったし。 知ってる人にとっては有名なのかもしれないけど(当たり前)、東野圭吾はバリバリ理系で生産技術のエンジニアから作家に…

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『太陽の子』全日本人が一度は読んでおきたいと思った一冊。[21-39]【レビュー#376】

白い曼珠沙華…(涙) ありとあらゆる感情がないまぜになる。何をどう書いても陳腐な感想にしかなり得ない、そんな迫力。 子供の頃読んだつもりでいたが、ストーリーはまったく記憶になかった。ので読んでなかったのかもしれない。↑の表紙は覚えてるんだけどなぁ…。忘れてるにしても、少しくらいは覚えていても良さそうなものだが、『兎の眼』程度には。 まぁ以前読んだか否かに関わらず、死ぬまでに出会えてよかった…

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